【企業向け】派遣と業務委託の違いを解説!
業務委託と派遣には大きな違いがあります。
今必要な人材は、派遣会社に依頼するべきなのか、または業務委託で行うべきなのか、
こちらの記事を参考にしていただければ幸いです。
1.業務委託とは??
業務委託とは自社で対応ができない業務や、外注をしたい業務を委託先に仕事を振り、
依頼会社と業務委託先会社が対等な関係で仕事を行うことを指します。
そのため正社員や派遣社員などと違い、雇用関係は結ばず、業務委託契約を結ぶ必要があります。
1-1.「業務委託契約」とは
業務委託契約とは、自社の業務を外部に委託する契約です。
日本の民法には「業務委託契約」という言葉はなく、「請負契約」「委任/準委任契約」といいます。
業務委託契約では、業務委託をする企業(委託者)から引き受ける側(受託者)への指揮命令権は発生しません。
委託企業とは雇用契約を結ばずに業務を行うため、派遣とは異なる契約となります。
1-1-1.「請負契約」とは
請負契約とは、請負人が仕事を完成させることを約束し、その結果に対して報酬が支払われる形式の契約です。
例えば業務委託でwebライターに”記事制作”を10本依頼したとします。
期日までに受託者が成果物である”記事”を納品した場合に、報酬が支払われる仕組みです。
もし仮に契約内容に沿った成果物が納品できなければ、報酬が支払われない可能性があり、
更には損害賠償を請求されるケースもあります。
1-1-2.「委任/準委任契約」とは
「請負契約」とは違い、特定の業務に対して報酬を支払う仕組みとなります。
例えば企業ホームページの保守・運用や、パーソナルトレーナーとして一定数の生徒を3か月間指導を行う。
などの期間で報酬が支払われる仕組みとなります。
上記では業務委託契約の「請負契約」と「委任/準委任契約」の違いを記したのですが、
簡単に言えば自社で賄えない業務を、プロフェッショナルに任せるということです。
既にスキルがある企業or個人に任せるため、成果として確実なものが返ってくる可能性が高いです。
2.派遣とは??
派遣とは企業から必要な職種を派遣会社に依頼し、
契約期間を予め定めて雇用を行う雇用形態の一つです。
そのため派遣社員は、給料は派遣会社から支払われ、福利厚生等も派遣会社の制度が適用されます。
ただ派遣社員は派遣先企業から支持を受け業務を行うため、
基本的には派遣先企業に常駐する形となります。
2-1.派遣の種類
派遣には「派遣」と「紹介予定派遣」の2種類があります。
【紹介予定派遣とは?】
紹介予定派遣とは、派遣契約期間終了後に本人を正社員や契約社員として、直接雇用を行う前提で契約を結びます。
そのため採用面接にも違いが出てくるのですが、
紹介予定派遣の場合、派遣前に派遣先企業の人事担当者などとの面接が行われます。
履歴書の確認などもあり、通常の社員採用と同じような手順を踏むことになります。
一方で通常の派遣社員は、本人と派遣先企業の面接は一切禁じられており、
仮に派遣期間を延長したいとなった場合でも、契約期間があるため最長でも3年しか契約することができません。
また、紹介予定派遣から正社員として雇用する場合、
紹介料として派遣会社へマージンを支払う必要がありますので、予めご注意ください。
3.業務委託と派遣の違い(まとめ)
ここまでで、「業務委託」と「派遣」の違いを理解いただけたでしょうか?
双方にメリット・デメリットがあり、企業担当者の方が求めている人材によって、
どちらを選択するかが大きく変わるかと思います。
別のコラムでは「業務委託」と「派遣」のメリット・デメリットについて解説したいと思います。
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